上小原中学校

上小原中学校

2019年2月27日水曜日

全校朝会(2月27日)


2月も今週で終わりです。

3月がやってきます。

花粉も飛んでいるそうです。

インフルエンザは衰退・・・かと思いきや、なんとまた本校で新たに感染者が。

そして熱発での欠席者も数名・・・。

しばらく罹患者がいなかったので、筆者も油断して「ノーマスク」の日々でしたが、また今日から(遅い?)マスク着用です。

さて、そんな中(実施するか迷ったのですが)、全校朝会を実施しました。

校長先生が朝のあいさつのあと、1,2年生と3年生を向かい合わさせて、「3年生、公立高校入試、がんばってください」との言葉と、1,2年生の拍手の激励がありました。

その後、各専門部の発表があり、先生の話へと移ります。


今日のお話は兒玉先生でした。
兒玉先生は、絵本を2冊持ってみんなの前に立ちました。


海外の絵本(原本)とその日本語版でした。

絵本のタイトルは「ちびっこきかんしゃだいじょうぶ」。

日本版を主に見せながら、作品の概要を説明してくださいました。

「山の向こうで待っている子どもたちのもとへ行きたいおもちゃたち。運ばれている途中できしゃが動かなくなり、そこを通るきかんしゃ数台に、山の向こうまで連れて行ってほしいと頼みます。でもことごとく断られてしまい、途方にくれるおもちゃたち。そこでやってきたのはちびっこきかんしゃ。体の小さい彼女(設定は女の子)でしたが、頼みを引き受け、一生懸命山を越えて、おもちゃたちを届けました。」

この話で先生が子どもたちに伝えたかったこと。
 〇 これこそが努力のあるべき姿であるということ。
 「ちびっこきかんしゃは山を登る際に、『だいじょうぶ、だいじょうぶ』(原本では『I think,I can』)と自分に言い聞かせて登り続けます。努力はその活動をしている最中にこそするもので、やる前からあきらめていてはだめなのです」

〇 相手に親切であれということ。
 「ちびっこきかんしゃは自分には何の得にもならないことを、一生懸命になってやりとげる行動をとります。誰かに親切にすることは、自分を犠牲にすることかもしれません。
 今、人には親切にしないが、自分は親切されたいという人が多い。自分はどうか、考えてほしい」

絵本から学ぶことは多いと、最近よく思います。
成長した人間だからこそ響くものが、絵本にはあるのです。
成長過程の中学生にも、きっと響くものがたくさんあります。

絵本は幼児が読むもの、と思い込まずに、自分を成長させてくれるものとして、ぜひ手にとっていろんな絵本に触れてほしいものだと思います。