上小原中学校

上小原中学校

2018年12月21日金曜日

芸術鑑賞会(12月20日)


冬休み目前。

2学期最後の教科授業は「音楽」。

午後の2時間は「芸術鑑賞会」がありました。

内容は「雅楽」。

お正月にはよく耳にする音色ですが、それ以外ではなかなか触れる機会がありません。

生徒たちは、音楽の授業で学習しているようですが、それでも生の演奏を聴いたり、ましてや実際に楽器を手にして音を出したりという経験は貴重なもの。


今回お招きしたのは、「薩摩雅会」の方々。
 
 

まず「越天楽」という曲の一部を披露していただき、各楽器の解説をしてくださいました。

この写真は「笙(しょう)」という楽器です。
『天から降ってくるような音』と称されています。高音の美しい、透明感のある音が出ます。
 
こちらは「篳篥(ひちりき)」。
『地を這うような音』と称され、低い、安定した音が出ます。でも実は安定した音を出すには熟練の技が必要なのだそう。
 
こちらは「龍笛(りゅうてき)」。
天から降る「笙」の音と地を這う「篳篥」の音を、自在に操るのがこの楽器です。高音も低音も出すことができます。こちらもかなりの肺活量を必要とするそうです。
 
他にも、琵琶や箏なども紹介してくださいました。
 
衣装に身を包み、荘厳な音楽を奏でる様子を見るだけでも、何だか別世界を体験したようです。
 
その後、各楽器のブースへ生徒は移動し、体験コーナーがスタート。
 
 
 
 
最初はなかなか音が出ない生徒も、コツを丁寧に教わり、その独特な楽器の形状や音などを楽しんでいたようでした。
 
 
歴史ある日本の伝統楽器。少なからず現代でもこの音色は生活の中に残っています。
 
それは、こうやって継承しようと奮闘する方々がいるからこそ。
 
上小原中学校の生徒もこの経験をもとに、日本の伝統的な音楽のよさを後生に伝えていけるようになってほしいと思います。